かんぽ生命が保険の乗り換え契約をする客に対して保険料を半年以上にわたって二重払いさせていたケースが約２万２０００件あることが分かった。

保険料の二重払いが確認されたのは、２０１６年の４月から２０１８年の１２月に契約された保険のうち約２万２０００件。

かんぽ生命は保険の販売を日本郵政の郵便局員に委託しているが、「乗り換え契約」では「新規契約」に比べて販売した局員に支払われる手当が安いという。

このため、「乗り換え契約」とみなされないよう、半年過ぎてから元の保険を解約させようとするケースがあると指摘されている。

かんぽ生命では、こうしたケースが疑われる契約については電話や訪問で顧客本人に意思を再確認するなど対策をとっていると説明している。