アサヒ×パナソニック ビール用カップ開発
アサヒビールとパナソニックが異色のタッグを組んで環境に配慮したビール用のカップを開発した。
アサヒビールとパナソニックは共同で、細かくした木材を材料にビール用のカップを開発したと発表した。このカップは間伐材などの木材をパナソニック独自の技術で微細化したものを固めて作られている。カップの表面に細かな凹凸を作ることによってビールの泡をきめ細かく保つことができるという。
紙コップと違って繰り返し使える強度があるうえ、廃棄したとしても可燃ゴミ扱いになるため、問題になっているプラスチックごみの削減につながるとしている。
また、この材料は加工するときの温度によって異なった色を出すことができるということでカップの色は6色から選べる。
両社は1個250円から300円程度の価格設定を検討している。コンサートやスポーツ観戦では、会場で使った食べ物や飲み物の容器を環境への配慮から記念に持ち帰る人も多いため、両社はこの容器を使って欲しいと期待している。