“就活アウトロー採用”いまの就活に違和感
いまの就職活動のシステムになじめないという学生たちのための「就活アウトロー採用」という就活サービスがある。企業と若者は、どのように交流を図っているのだろうか。
型にはまった現代の就活システムに違和感をもつ“就活アウトロー”な若者たちの採用の場だ。服装や髪形も自由、リラックスした雰囲気の中、行われている企業との面談だが、就活生に企業名は明かされない。
就活生は志望動機ではなく、紙袋の中からランダムにひいたテーマで話す。
ある就活性がひいたテーマは「人間らしく生きるとは」だった。
就活生「人間らしいってそもそもどういう…?」
就活生「今、人間らしく生きてますか?」
企業担当者「わからないなあ」
ざっくばらんに自分のことや物事に対する考え方を話し、企業側も考えを共有することでお互いを理解できる場になっている。
大学3年生「(普段の就活は)面接とかでも自分をつくらなきゃいけない。企業が求めている人材像に自分を合わせにいく作業」
しかし、ここでは就活生は大学や年齢を伝える必要はなく、各企業の人事が、すべてのテーブルをまわった後、はじめて企業名と会社についての詳細が明かされる。
大学4年生「(就活アウトロー採用は)履歴書も面接もなく、自分を見てもらうという形」
お互いに気になった企業や就活生がいれば個別に連絡を取り、この後、選考が進んでいくしくみだ。
参加企業 Kotozna・林慶宗さん「自分で考えるくせとか、自分の言葉を持っている子が多い」
NPO法人 キャリア解放区・納富順一代表「今大きな時代の転換点にいるなかで、何かちょっとこれおかしいんじゃないかとか、そういうような着想をもっていたりとか、表明できるような人たちをどうやって生かしていくのかみたいなことが求められているじゃないのかなと思っている」
【the SOCIAL viewより】