日産の西川社長が、報酬を不当に多く受け取っていた問題などを受けて、辞任する方向で調整していることがわかった。

西川社長と複数の役員らは、株価に連動して金額が決まる報酬を不当に多く受け取っていたことが判明している。関係者によるとこれを受け、一部の社外取締役が西川社長の他、報酬で問題のあった役員らに辞任を促したという。

当初、西川社長はこの問題での辞任には後ろ向きだったということだが、説得を受け辞任の意向を固めたとみられる。

日産・西川廣人社長「（Ｑ辞任の意向？）何なんだろうね。びっくりしてるんだけど、辞任というか、もともと次の世代に引き継ぐことを想定していろんなことをやっているので、それ以外はないですね」

日産の取締役らは９日午後の会議で、報酬問題と今後の人事を話し合う予定だが、西川社長が進退についてどう対応するのか注目される。