リーマン日本法人、破たん処理を完了
2008年に起きたリーマン・ショック。破たんしたリーマン・ブラザーズグループの日本法人が、11年たって破たん処理を完了したことが分かった。
世界的な金融危機のきっかけとなったアメリカのリーマン・ブラザーズの日本法人、全4社の破たん処理がようやく完了したことが分かった。
日本法人の負債総額は4兆1646億円だったが、海外などから資産の回収を続け、最終的に、顧客などに9割以上の返済を実現したという。
日本法人の破たんは、アメリカのリーマンが破たんしたことによる影響が大きく、業績の悪化によるものではなかったことなどから、高い返済率を実現したものとみられる。
なお、アメリカのリーマン本社は、まだ破たん処理を継続していて、弁済率は40%未満にとどまっているという。