「日立製作所」と「ホンダ」は、傘下の自動車部品メーカー４社を経営統合させて新たな自動車部品メーカーを設立すると発表した。

設立される統合会社は日立の子会社「日立オートモティブシステムズ」を存続会社として、ホンダ傘下の「ケーヒン」「ショーワ」「日信工業」の３つの部品メーカーを吸収合併させるもの。最終的には日立が６６．６％、ホンダが３３．４％の割合で出資するとしている。

統合が実現すれば売上高の合計で「トヨタ」系の部品メーカー「デンソー」「アイシン精機」に次ぐ、国内３位の自動車部品メーカーになる見通し。

自動車業界を巡っては電気自動車や自動運転など新技術の開発に向けたメーカー同士の提携や協業が相次いでいて、日立とホンダは統合会社を設立することで、それぞれの強みを生かした新技術の開発を加速させ競争力強化を図る狙い。