3年ぶり 赤字国債を追加発行へ
国の税収が当初の見込みよりも2兆円あまり落ち込む見通しとなり、政府が3年ぶりに赤字国債を追加で発行する方針を固めた。
政府は今年度の税収の総額を62兆4950億円と見込んでいた。ところが、米中貿易摩擦や中国経済の減速などで輸出が減り企業の収益が悪化したため、法人税収が予想より落ち込んだ。
その結果、今年度の税収は当初の見込みより2兆3000億円から2兆5000億円程度下回る見通しとなった。
政府は財源不足を補うため、今年度の補正予算案で2兆円規模の赤字国債を追加発行する方針。
年度の途中で赤字国債を追加発行するのは3年ぶりで、財政の厳しさを浮き彫りにした形。