かんぽ生保不適切販売 再発防止策を公表
かんぽ生命保険の不適切販売をめぐる問題で、日本郵政グループが再発防止策などを公表した。経営トップの責任については「しかるべき時に発表する」としている。
会見に先立って、外部の特別調査委員会が最終報告書を公表した。法令や社内規定に違反する可能性のある契約は1万2836件で、このうち、明確に違反が確認された事案は670件だった。
いきすぎた営業目標が不正につながり、黙認される風潮があったと指摘している。
続いて、日本郵政の長門社長ら経営トップの会見がおこなわれた。
日本郵政・長門正貢社長「お客さまをはじめとする関係の皆様に、ご迷惑ご心配をおかけしておりますこと、まずは深くおわび申し上げます」
日本郵政グループは再発防止策として、保険を販売する際に、顧客とのやりとりを録音し、保管するなどの対策を公表した。
一方、経営トップの責任について、長門社長は「しかるべきタイミングで発表したい」と述べ、明言を避けた。
自粛している保険の販売については、来月にも再開する意向を示していたが、改めて協議し、判断するとしている。