日経平均が33年ぶりの高値更新 コロナ禍からの経済回復と円安が背景か
日経平均株価が33年前のバブル期の高値水準となりました。
17日、3万円の大台を突破した日経平均株価は19日も上昇し、取引時間中として33年ぶりの高値を更新しました。
日経平均株価は1990年8月に3万837円をつけていましたが、19日、その株価を33年ぶりに上回りました。
33年前の1990年はバブル期の終盤で、それまでジャパンマネーが世界の市場を席巻していた好景気の余韻があった頃です。
株価がバブル期と同水準になっている背景には、コロナ禍からの経済回復と、円安が進んでいることがあります。
百貨店では訪日外国人が急増し、「高級ブランドのバッグや時計などが飛ぶように売れている」という声も聞かれました。
ある店では外国人による免税売り上げがすでにコロナ前の2019年を1割近く上回っているということです。
また、数千万円の高額な絵画も商談が複数入っているということです。
市場関係者は、今後について「日経平均株価の上昇の過熱感を 維持できるのかも注視が必要」と話しています。