「核融合発電」の実用化進むか プラズマの動き「AIで予測する技術」を開発
夢のエネルギーとして期待される核融合発電について、量子科学技術研究開発機構とNTTは、核融合発電に必要なプラズマの複雑な動きをAI=人工知能を活用して予測する技術を開発したと発表しました。
核融合発電では、1億℃以上の超高温のプラズマを安定的に維持することが必要です。 量子研究機構とNTTは17日、AIを活用することで、プラズマの位置や形を高精度に予測する技術の開発に成功したと発表しました。 量子研究機構は、この予測技術を活用して、プラズマを安定的に制御することを目指すとしていて、実現すれば、「核融合発電の開発はさらに加速する」と話しています。
核融合発電を巡っては“夢のエネルギー”として、各国の研究機関や企業が実用化に向けて開発に力を入れていて、日本政府は2030年代に発電を実証し、2050年ごろ、商用化を目指すとしています。
最終更新日:2025年3月18日 1:38