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北京市内の学校でAIに関する授業取り入れへ 習政権肝いり“開発強化”狙い

2025年3月13日 17:49
北京市内の学校でAIに関する授業取り入れへ 習政権肝いり“開発強化”狙い

中国の教育当局は、北京市内の学校でことし9月からAI=人工知能に関する授業を取り入れると発表しました。次世代のリーダーを早期から育成することで習近平政権肝いりのAI開発を強化する狙いがあります。

北京市教育委員会によりますと、ことし9月から北京市の小学校と中学校、高校を対象に、1学年あたり少なくとも8時間、AIに関する授業を行うということです。

具体的には小学校ではAIに触れる体験活動を強化し、中学校では学習面や生活面でAIを活用すること、また、高校ではAIの応用力を強化することに重点を置くといいます。

中国では低コストの開発費で世界的な注目を集める生成AI「ディープシーク」を筆頭にAIの開発競争が加速しています。

習近平国家主席も先月、IT企業の経営者らと会談したほか、全人代=全国人民代表大会ではAIなど先端技術の開発強化をことしの重点課題にあげていました。

また、北京大学などの名門大学でもことしからAI専攻の入学生を増員する計画を打ち出していて、国をあげての次世代育成に力を注いでいます。

最終更新日:2025年3月13日 18:44