公取委、JR東海とコンサル5社に立ち入り検査 陸橋点検作業めぐり談合か
線路をまたぐ陸橋の点検作業の入札で談合を繰り返していたとして、公正取引委員会がJR東海などに独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入ったことが分かりました。
立ち入り検査が入ったのは、JR東海のほか、JR東海コンサルタンツ、トーニチコンサルタント、日本交通技術、大日コンサルタント、丸栄調査設計のコンサルタント会社5社です。
関係者によりますと、自治体や高速道路会社が管理する陸橋の点検作業は指名競争入札で発注されますが、JR東海とコンサル5社は、事前に決めた点検業者が受注できるように調整していた疑いがあるとみられています。
JR東海は、立ち入り検査を受けているのは事実だとした上で、「点検を確実・円滑に行うための調整を行ったことが、独占禁止法に触れる疑いがあるということで検査を受けているものと認識している」としています。
最終更新日:2024年10月22日 15:02