「消費者態度指数」2か月連続で大幅に悪化
新型コロナウイルスの感染拡大をうけ、消費者の心理をあらわす指数が先月に引き続いて大きく落ち込み、過去最低の水準となりました。
内閣府が発表した4月の消費動向調査によりますと、今後、半年間の消費者の心理をあらわす「消費者態度指数」が、2か月連続で大幅に悪化しました。
今回、下げ幅は前の月よりも9.3ポイントと過去最大の下落となり、21.6ポイントになりました。現在の調査方法になった2013年4月以降で過去最低を記録しています。「暮らし向き」や「収入の増え方」「雇用環境」など全ての指標が過去最大の下げ幅に悪化したことが原因です。
また、内閣府は、消費者心理の基調判断を「悪化している」から「急速に悪化している」に下方修正しています。基調判断の引き下げは3か月連続です。