日経平均5営業日ぶり値下がり 米株安受け
29日の東京株式市場で、日経平均株価は5営業日ぶりに値を下げた。平均株価の終値は、28日に比べて38円42銭安い2万1877円89銭。
香港情勢をめぐってアメリカと中国の対立が激化するとの懸念から前の日のアメリカの株価が値を下げた流れを受けて東京市場でも売り注文が優勢となった。
平均株価は28日までの4営業日で1500円以上値を上げた反動で当面の利益を確定する目的の売り注文もあり、下げ幅は、200円を超える場面もあった。
一方で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う東京都などの休業要請が一部で緩和されるため、経済活動が徐々に再開されることへの期待感から、買い注文が入り、平均株価は、一時上昇に転じるなど売り買いが交錯する展開となった。
売買代金は、概算で4兆6423億円。売買高は、概算で23億8386万株。