新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、４月から６月までの大企業の景況感を示す指数が過去２番目に低い水準となったことがわかりました。

財務省などが発表した法人企業景気予測調査によりますと、今年４月からの大企業の景況感を示す指数が－４７．６となり、リーマンショック直後の２００９年に次ぐ、過去２番目の低い水準となりました。

主な理由としては、工場の稼働が停止した自動車関連業や外出自粛が影響した宿泊、飲食などのサービス業が大幅に悪化しました。また、中堅企業は－５４．１、中小企業は－６１．１と過去最低となりました。

先行きの景況感については大企業では次第に回復し、秋以降、プラスに転じる見通しとなっています。