藤井聡太棋聖“勝負マスク”問い合わせ殺到
史上最年少の17歳でタイトルを獲得した藤井聡太棋聖。19日に誕生日を迎え、18歳になりました。
藤井棋聖「タイトルホルダーとして18歳を迎えられることを非常にうれしく思う」
サプライズでプレゼントされた将棋の駒のケーキに思わずはにかむ場面もありました。この会見の終わりには、今、話題になっている藤井棋聖の“あの持ち物”について質問が…。
記者「マスクって福井市のメーカーさんがうちの(マスク)ですって」
藤井棋聖「確認しますね」
記者が問いかけたマスクは、将棋の8大タイトルのひとつ棋聖をかけた大一番で身につけていた勝負マスクです。この映像を見た福井県のメーカーは…。
小杉織物・小杉秀則代表取締役「マスクの織り柄が市松の柄であった、耳ゴムも小杉(自社)で織った耳ゴム、私の目で確認取れたから、(自社製品で)間違いないと思います」
見比べてみると、市松模様や耳ゴムなど、同じマスクに見えます。
小杉織物・小杉秀則代表取締役「藤井聡太さんがつけたことで、販売にもつながっています」
実はこの会社、もとは浴衣など和服の帯を作っていましたが、新型コロナの影響で売り上げが激減。4月からマスク製造を始め、売り上げも前年比8割ほどまで一時回復しましたが…。
小杉織物・小杉秀則代表取締役「6月に入りますと、大手のアパレルも参入してきたので。2週間前に、この先どうなるんだろうと」
この危機的な状況の中、救世主となったのが藤井棋聖でした。棋聖をかけた大一番でつけたこの絹のマスクが注目され、20日までの3日間で1万件以上の注文があったといいます。
小杉織物・小杉秀則代表取締役「今回、藤井さんがこうやってつけていただいたことで仕事は確保できているので、いただいたチャンスなので大切に次につなげていきたい」