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4月から変わる「値上げ」どう乗り切る? バス「小児 50円」、鉄道「乗車ポイント」…新たな“お得”に注目【#みんなのギモン】

2024年3月29日 10:20
4月から変わる「値上げ」どう乗り切る? バス「小児 50円」、鉄道「乗車ポイント」…新たな“お得”に注目【#みんなのギモン】
去年や一昨年に比べると小康状態だった、原材料高に伴う値上げ。ここに来て、再燃の兆しが見られるといいます。4月からは再び値上げラッシュとなり、食品や紙、宅配便などの値段が上がります。一方で、関東圏のバスや鉄道ではお得なサービスも始まります。そこで今回の#みんなのギモンでは、「4月から変わる 値上げ…お得も?」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。

●去年は3万点…今年は?
●お得探しました! 鉄道・バスで?

■主要食品メーカー195社の値上げは?

鈴江奈々アナウンサー
「値上げのニュースはずっとお伝えしていますが、『また値上げ?』という感じがします。皆さん実感はありますか?」

忽滑谷こころアナウンサー
「年単位でお伝えしている側としても慣れてしまって、もう驚かなくなってきたというのが、一番実感しているポイントかなと思いますね」

刈川くるみキャスター
「卵でものすごく感じます。値上げしたり、ちょっと下がったりで、一喜一憂は常にしていますね」

森圭介アナウンサー
「賃金が上がれば値上げ自体は全く問題ないんですけれども、その伸びが追いついていないので、なかなか厳しいなというのが実感ですよね」

鈴江アナウンサー
「いろいろ食卓を直撃しているところだと思います。私も驚いたグラフがあります。帝国データバンクがまとめた、主要な食品メーカー195社の値上げ品目数を積み上げたものです」
「一昨年はトータルで2万5768品目、去年は3万2396品目もありました。これは、国内主要メーカーの食品だけの数です。今年は、2月末までに判明したもので 5911 品目です。この先どうなるのか…」

山崎誠アナウンサー
「ここまでは去年や一昨年に比べると伸びは緩やかになっていますが、今年はこれからですよね」

■今年の値上げは最大 1.5万品目前後か

鈴江アナウンサー
「帝国データバンクによると、去年や一昨年に比べると小康状態だった原材料高に伴う値上げに、再燃の兆しが見られます。そして早ければ5月以降、調味料類を中心にまとまった値上げが発生する可能性があるといいます」
「2024年の値上げは最大1万5000品目前後で、月の平均にすると1000~2000品目前後とみられ、値上げのペースは続くという見通しです」

忽滑谷アナウンサー
「調味料類はどの家庭でも使うものですし、これを聞くと、5月より前にいつもよりちょっと多く買いためておこうと思ってしまいますね」

■半年ぶり…食品の値上げは3000超

鈴江アナウンサー
「調味料は長く使いますからね。そして、この4月は再び値上げラッシュとなります。食品は半年ぶりに3000品目を超える値上げの見通しです。コーヒーや調味料の値上げが発表されています」
「日本ハムは人気の『彩りキッチンロースハム3連』を21.5%も値上げ。不二家の『カントリーマアム(バニラ&ココア)』は1枚減って18枚となり、実質値上げとなります」

刈川キャスター
「だんだん袋が軽くなってきているなという寂しさはあります。食品ですと消費期限があるので、買いだめにも限度があるなと感じますね」

■紙製品も5~10%以上アップへ

鈴江アナウンサー
「値上げラッシュは食料品だけではありません。私たちの生活に欠かせない紙製品も4月から値上げとなります。製紙大手の各社はトイレットペーパーなどで5%~10%以上の値上げを発表しています」

■ヤマト運輸や佐川急便の値上げ幅は?

鈴江アナウンサー
「さらに、影響が大きいのが宅配便です。ヤマト運輸は、180サイズと200サイズで料金の値上げを発表しています。関東から中国・四国に送る場合、180サイズは220円、200サイズは660円高くなります」
「佐川急便は宅配便全体を平均で7%程度値上げします。関東から関西に配送するケースでは、160サイズで230円高くなります」

山崎アナウンサー
「物を買う時にもコストはかかりますが、僕はフリマアプリを使っていて、売る側になる時があるんですよ。そうすると物を送る時のコストが上がるので、物が売れても手元に入るお金が少なくなるなと、少し気になりますね」

鈴江アナウンサー
「そういったサービスを利用されている方も多いでしょうね」

■宅配便値上げの裏に2024年問題も

鈴江アナウンサー
「こうした値上げの背景には、原材料コスト以外にも、賃上げに伴う人件費の増加や、『2024年問題』による物流費の増加も挙げられています」
「今年4月以降、トラックドライバーなどの時間外労働が制限される2024年問題。野村総合研究所によると、何も対策をしなかった場合、2030年に35%の荷物が運べなくなるという予測もあります」

■再配達の削減へ…私たちにできる対策

鈴江アナウンサー
「国は私たちでもできる対策として、再配達の削減を挙げています。宅配ボックスや置き配、確実に受け取れる日時指定などを呼びかけています」

森アナウンサー
「共働きの家庭が増えていますからね。日中なかなか受け取れる人がいないという状態も多いでしょうし、日時指定すると『絶対この時間にいなきゃいけない』と、何となくプレッシャーにもなります」
「置き配が進むと、使う側も運ぶ側もプレッシャーが少なくなっていいんじゃないかなと思います」

■小田急バスは小児運賃を値下げ…ナゼ

鈴江アナウンサー
「ここまで消費者にとってはちょっとつらい情報ばかりでした。ここからは、『お得探しました! 鉄道・バスで?』のポイントについて見ていきます」
「小田急バスはこの4月1日から、小学生以下の運賃を全区間一律50円に値下げします。ICカードで乗車した場合に限られますが、最大で115円の値下げになるそうです」
「小田急は鉄道でも、2022年から小児運賃の『全区間一律50円』を始めています。『子育てしやすい沿線』を目指した取り組みの一環だということです」

刈川キャスター
「私も学生時代、バスと電車を乗り継いで学校に行っていました。交通費がものすごく高くて、父と『大変だね』という会話をしたのを今でも覚えています。小学生以下ということですが、一律50円はすごくありがたい取り組みだなと思います」

■新設や拡充…「鉄道乗車ポイント」も

鈴江アナウンサー
「鉄道会社と言えば、乗るだけでたまるポイントがあることをご存じでしょうか。この4月から、さらにお得が広がるんです。東急は1日から、京急は5日から、『鉄道乗車ポイント』のサービスを開始します」
「さらに西武は、全ての時間帯や駅を対象とすることでポイントサービスを拡大します。毎日電車を使う人だと、けっこうたまります」

■どれだけお得に?…京急のケースでは

鈴江アナウンサー
「京急の場合、まずアプリやウェブサイトで事前に交通系ICカード『PASMO』を登録します。お買い物や通勤通学などで同一区間を何度も乗車した場合、月に24回以上モバイルPASMOで利用すると、12%のポイントが付与されます」
「例えば228円の区間を2日に1回のペースで往復して28回利用すると、それだけで毎月766ポイントたまります。このポイントは1ポイント1円で、PASMOへのチャージや各種サービスの割引・交換などにも使えるということです」

忽滑谷アナウンサー
「私はまさに毎日、同一区間で電車を使っているので、自分の分も調べてみたいと思いました」

■鉄道に乗るだけでポイント…注意点は

鈴江アナウンサー
「ただし、各社の乗車ポイントは事前に交通系ICカードの登録が必要です。定期券にはポイントがつかないケースもあります。一度、よく使う路線で確認してみてください」

森アナウンサー
「こういうものは、聞いて『やってみよう』と思いますが、ものぐさなので、(最初の)設定がどうにも…。お得なものが続くのであれば『えいや!』とやってみると、4月以降お得になるかもしれませんね」

鈴江アナウンサー
「重い腰を上げてください。この値上げラッシュを上回る賃上げが進むことが望まれますが、消費者としてはお得なサービスも活用して乗り切っていきたいですね」

(2024年3月28日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)

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