経済同友会 学生招き“政治参加”を議論
経済同友会は、国の政策課題などについて毎年議論している夏季セミナーに、初めて学生を招き、政治参加について議論を行いました。
夏季セミナーには、櫻田謙悟代表幹事(SOMPOHD社長)ら企業経営者や有識者に加え、オンラインで6人の大学生が参加しました。
経済同友会では、社会保障改革や財政再建を進める上で、若者が政治に参加することが重要としていて、セミナーでは、選挙で若者の投票率を引き上げるにはどうすべきか、ネットでの投票を可能にすべきかなどが議論されました。
学生からは“SNSで不満を吐露して終わるのではなく、自分たち若者が政策を変えることができることを認識すべき”との意見や、“若者は熟議の場を知らないし、動画でも長いものが嫌い”だとして、若者に必要な情報を届けるための工夫についても意見が出されました。
一方、若手経営者からは、政治家自体に若手が増えることが20代、30代の若者の投票率が上がり、政治家の行動を変えることにつながるとの声が上がりました。
経済同友会では、若者の政治参画の促進を重点課題と位置づける「未来選択会議」をスタートし、政府に、未来志向の政策決定を促していくとしています。