国の来年度の当初予算案は2年連続で110兆円を超え、総額112兆700億円程度になる見込みです。定額減税に伴う追加予算も総額を押し上げています。

国の来年度の当初予算案はおよそ112兆700億円となり、2年連続で110兆円を超える規模となります。

所得税の定額減税を行うことで地方の税収が減るため、それを補填するための予算が発生するほか、5年間でおよそ43兆円とする防衛力整備費が予算総額を押し上げています。

また高齢化が進む中、医療、介護、年金などの社会保障費も37兆円とかさんでいます。

一方、税収は、企業業績の好調などで今年の69兆6000億円とほぼ横ばいになる見通しですが、必要な予算を大きく下回ります。

税収で補えない不足分は国の「借金」である国債などを発行しますが、新規の発行額は前年をやや下回る見通しです。

政府は22日に閣議決定する予定です。