来年度予算案 一般会計総額が約112兆700億円 12年ぶり前年下回る見通し
政府の来年度の予算案で一般会計の総額が112兆700億円程度となり、12年ぶりに前年を下回る見通しです。
政府の来年度の予算は112兆700億円となり、12年ぶりに前年を下回る見通しです。
ただ、2年連続で110兆円を超える規模となります。
高齢化が進む中、医療、介護、年金などの社会保障費が37兆円と、かさんでいることが要因です。
また、所得税の定額減税を行うことで、地方の税収が減るため、それを補填するための予算や、5年間でおよそ43兆円とする防衛力整備費も予算総額を押し上げています。
税収は企業業績の好調などでことしの69兆6000億円からほぼ横ばいになる見通しです。
税収で補えない不足分は国の「借金」である国債などを発行して補うことになり、新規の発行額は過去最高となる見通しです。
政府は22日に閣議決定する予定です。