ウクライナ侵攻で“値上げ”に… 「クラフトビール」に「さば定食」も
ロシアによるウクライナへの侵攻の影響などで、日本では今後、輸入小麦の高騰が予想されます。そのため、ビールに値上げの危機が迫っています。
Beach culture brewing 風間智代表
「ビールで使う麦の値段が上がると言われています」
地元・茨城県産の干し芋を使ったクラフトビールなどを提供するビール醸造所では、来月から、輸入小麦の仕入れ価格が17%アップします。コロナ禍で客足が減る中での高騰に頭を抱えていました。
Beach culture brewing 風間智代表
「不安しかない。最悪(今後販売の)値段も上げざるを得ないのかなと」
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すでに、値上げに踏み切った飲食店も出てきています。
銀座にある干物の専門店「銀座伴助」は今月、さばの干物やサーモンの干物の定食を100円から200円値上げしました。
銀座伴助 宮本勘輔店主
「こんだけコロナがこうなっている中、物流が厳しい状況になっていく中、こんな情勢になったことで、北の方の魚がかなり影響していると思います」
「銀座伴助」によりますと、ロシア領空の飛行が禁止されるなどして、日本に運ばれるノルウェー産のさばやサーモンが品薄となり、仕入れ値も1割上昇しています。
さらに、来月からは、店頭で販売している干物についても100円ほど値上げせざるを得ない状況に追い込まれていました。