今年2月の全国発電量 水力は減り、火力・原子力は増加
今年2月の全国の発電量について前の年の同じ月と比べて水力発電は減り、火力・原子力発電は増える結果となりました。また、電力の需要は前年に比べ大幅に増えました。
電力広域的運営推進機関が発表した全国の電力会社による実績によりますと、2月の全国の発電量(=電力の需要)は、およそ8063万8210MWhとなりました。
日本エネルギー経済研究所の小笠原潤一氏によりますと、2月は全国で気温が下がり、エアコンなどを使う人が増えたため、電力需要は前の年の同じ月と比べて大幅に増加しました。
原子力発電については、昨年と比べて再稼働した原発が増えた影響で、発電量が増えています。
一方で、降雨量が少なかった影響から、水力発電の発電量は減少しました。
そうした中、火力発電を稼働させて調整した結果、火力発電の発電量は大幅に増えています。
3月以降の見通しについては、天候が回復したため太陽光発電の発電量が増加するとしています。
一方で、3月に一部の原発が一時停止したため、原発の発電量は減少すると分析しています。
また、1月から3月にかけて電力の需給が度々ひっ迫し、3月21日には初の「電力需給ひっ迫警報」が出されました。
その後、気温が回復したため警報は解除されましたが、小笠原氏は、「仮に低気温が続いた場合、かなり厳しい事態が発生した」として、電力需給の今後について危機感を示しています。
★注意事項★
※元データが小数点繰り上げ等をしている影響で、円グラフの割合の合計が100%となりません。