寒さで卸売価格高騰…電力小売業者支援へ
寒さの影響などで電力の卸売価格が高騰し続けている問題で、政府は電力を企業や家庭に販売する小売業者を支援する方針を発表しました。
電力を巡っては寒波や天候不順の影響で、全国的に需給が逼迫(ひっぱく)し、先月下旬以降、電力の卸売価格は高騰し続けています。
「新電力」などの小売事業者が、事前の計画よりも多くの電力を必要とする際、購入先の大手の電力会社から不足分を調達しますが、支払う追加料金は値上がりする仕組みとなっています。
こうしたことを受け、経済産業省の梶山大臣は安定的な電力の取引を継続するために、小売事業者の払う追加料金に対して上限を設けることを公表しました。
上限は、1キロワットアワーあたり200円となり、17日以降の電力供給分を対象に適用するとしています。