東京電力エナジーパートナー、約67億円の債務超過に 燃料価格高騰などが要因
東京電力は、電力小売り事業を行う子会社が、60億円を超える債務超過になったと発表しました。火力発電に必要な燃料価格の高騰が主な要因だとしています。
「東京電力ホールディングス」によりますと、電力小売りの子会社「東京電力エナジーパートナー」が今年6月末時点で約67億円の債務超過になったということです。
ウクライナ情勢などを受け、発電に必要な石炭や液化天然ガスなどの燃料価格が高騰していますが、電気料金に十分上乗せできない状態が続き、赤字が膨らんだということです。
親会社の東京電力ホールディングスは「増資を含めた検討をしている」としています。
現在、燃料価格は高止まりの状態が続いており、電力各社が今後、家庭や企業向けの電気料金のさらなる値上げを検討する可能性があります。