コロナ禍で“ノンアル”再注目 本格商品↑
コロナ禍でノンアルコール飲料が再び注目されています。
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“梅”が丸ごと入ったノンアルカクテルに、“梅あられ”つきのノンアル梅酒カクテルなど、甘酸っぱい梅の風味が肉料理とも相性抜群。とにかく“梅推し”のワケは、ここが梅酒メーカー「チョーヤ」がてがけるバーだからです。
今回の“時短要請”を受け…。
TheCHOYA 銀座BAR・高梨朋良マネージャー「ノンアルコールカクテルが、8種類を15種類まで増やして」
ランチタイムでも楽しめるノンアルカクテルの種類を拡充。梅シロップの通販も行っていて、ノンアルカクテルを自宅で作ることもできます。
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そして17日、ビール大手「キリン」は、ノンアルコールビールテイスト飲料をリニューアルし、新発売することを発表。独自の製法で、爽快感がよりアップしたということです。
その発表会では、ビール類全体の市場規模は縮小する一方、コロナ禍で健康志向が高まり、ノンアルコールビールは好調という結果が発表されました。
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都内のワイン専門店でも、ノンアルワインなど種類を4倍に増やし、去年の売り上げは前年比1割ほど伸びているといいます。
人気のワケは…。
ヴィノスやまざき・本島彰子さん「シャルドネ(ぶどうの品種)を使っている本格的な味わいのノンアルコール。ワイン好きのお客様からも非常にご好評をいただいております」
ワイン通をもうならせる、本格的な商品が増えたことです。
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メーカーもノンアル人気に期待を寄せています。
山梨県甲州市にあるワイナリー。飲食店の営業自粛などによる影響も少なくない中、専務が上京し、量販店にノンアルワインを売り込みました。
赤は渋みを出すため緑茶から抽出したエキスを使用。白はレモン果汁で酸味を出すなど、ワイン本来の味に近づけたという“大人な”ノンアルワイン。
夫婦の時間が増える“コロナ禍”の今だからこそ。
シャトー勝沼・今村英香専務取締役「ご主人だけおいしそうに(お酒を)飲んでいるとなんかちょっと悔しくなってしまうけど、(ノンアルワインを)一緒にワイングラスにいれて、おいしく話もできるかな」
夫婦円満のきっかけに、ノンアルワインを食卓に広めたいと意気込んでいます。