宣言延長決定へ 「2週間では短い」の声も
政府は首都圏の1都3県への緊急事態宣言について、2週間延長する方針を諮問委員会に諮り了承されました。
5日朝に開かれた諮問委員会では、政府の案が了承されましたが、2週間の延長では短いとの声もあがったということです。
政府は、東京・埼玉・千葉・神奈川に現在発出している緊急事態宣言について、病床のひっ迫状況などを検討した結果、7日までとしている期限を2週間延長する方針を諮問委員会に諮り、了承されました。
再延長について諮問委員会では、もう少し長い期間延長すべきとの意見もあがったものの、解除後に感染をリバウンドさせない体制を強化する準備期間のため、2週間を最小の単位として延長することを了承したということです。
新型コロナ対策分科会・尾身茂会長「ここの2週間でリバウンドを防止するための体制の強化。これをぜひやってもらいたい」
分科会の尾身会長は、首都圏は、ほかの地域より感染がリバウンドしやすい特徴があるとした上で、変異株への警戒など感染防止策について7項目の提言を出すとしています。
必要があれば、宣言下でなくても営業時間の短縮などを要請でき、罰則規定も定められた措置を適用することも提言に盛り込む方針です。5日夜に対策本部を開いて正式に決定する見通しです。