紫外線に花粉…“お肌トラブル”どう対策?
紫外線が強くなる4月。日焼け対策が欠かせないシーズンがやってきました。この季節に増えるという、お肌のトラブル。花粉や乾燥に加え、感染対策のマスクを長時間着用することで、お肌の不調を訴える人が多くなっているといいます。
◇
今週に入って急激に、上昇した気温。2日も街の人をみてみると、早くも日傘をさした人があちらこちらに。
20代女性「季節変わると、紫外線の量って変わるので」
20代女性「日焼け止め塗ってます。今でも」
実は、4月の紫外線は、9月と同じくらいの強さが。日焼け対策が欠かせないシーズンが既に到来しているんです。薬局では、コロナ禍ならではの日焼け対策商品が売れ筋に。マスクから出ている部分が日焼けする“マスク焼け”を防ぐ、化粧下地など。今週からUV対策コーナーを拡大したといいます。
ミネドラッグ汐留店・岩崎太一店長「本気で焼きたくない人のUVカットマスクという商品もあります」
紫外線をカットするというこの「ビースタイルUVカットマスク」という商品。内側がメッシュ素材になっているので、ムレにくいといいます。
◇
季節の変わり目に増えるという“お肌のトラブル”。皮膚科のクリニックでは、この季節ならではの“ある相談”をする患者さんの姿が。
花粉シーズンになってから、口周りなどの皮膚炎が悪化したといいます。
皮膚炎患者(50代)「マスクで(皮膚炎が)余計ひどくなってしまいました」
この症状は――。
千春皮フ科クリニック・渡邊千春総院長「花粉皮膚炎といって、昨年と比べて2倍以上が訴えをおっしゃっているように思います」
“花粉皮膚炎”とは、花粉が肌に付着して炎症を起こすこと。コロナ禍では、マスクを長時間しているため、こすれて、炎症が悪化しやすくなるといいます。特に、花粉が侵入しやすく肌荒れに注意すべき場所が…。
千春皮フ科クリニック・渡邊千春総院長「フチの部分から頬の高い部分は段になっていますから、花粉量が多く付着しやすいという結果もあるようです」
これはマスクを外したあとの、花粉のつき方を実験した画像です――。マスク上部の頬あたりに、花粉にみたてた粉が多く付着していることがわかります。今年のこれまでの花粉の飛散量は、多いところで去年の1.5倍程度。そのため…。
千春皮フ科クリニック・渡邊千春総院長「花粉がまず肌に付着しないように心がけていただくことが大切です」
重要なのは花粉を肌に付着させないこと。そこでエステーから登場したのが「MoriLabo 花粉バリアスプレー」という新商品のスプレー。顔に1周、吹きかけると、「トドマツ」の木の香り成分が花粉をコーティングして、顔に花粉がつくのを防ぐといいます。また、この「MoriLabo 花粉バリアスティック」をマスクの上部などに塗ると…。
エステークリアフォレスト事業部・藤平諭志さん「花粉のアレル物質の動きを引き下げる効果がありまして」
アレルギー性を低下させ、花粉をガードする商品の売り上げは、去年と比べ1.7倍ほどに伸びたということです。
◇
また、肌荒れ対策で重要なのは保湿。都内の雑貨店で売れていた保湿クリームが…。
元々、韓国でブームとなった植物由来の「シカクリーム」。マスクがあたりやすい頬あたりに保湿クリームを塗ると、摩擦が軽減され肌荒れを防いでくれるということです。