東芝で社長交代 後任に綱川智氏が復帰
投資ファンドから買収提案を受けている東芝は車谷暢昭社長が辞任し、後任に綱川智会長が就くと発表しました。
東芝は、午後0時半から社長に復帰する綱川会長らがオンラインで会見を行いました。14日朝、車谷氏から辞意が伝えられ14日午前の臨時の取締役会で社長交代が決まったということです。
会見では車谷氏から「経営再建の使命は果たせた。一旦3年の激務から離れて、心身とも充電したい」というコメントが公表されました。
車谷氏に対してはイギリスの投資会社からの買収提案をめぐり提案の経緯に不信の声があがっていました。また、これまでも社内では車谷氏の経営手法を不満に思う幹部もいたということで、今回の辞任は、社内外の混乱を避けるためとみられます。
綱川新社長は今後の経営について、「株主などのステークホルダーとの信頼構築につとめたい」と話し、提案に対応していく考えを示しました。