サイゼリヤ通期純損益10億円の黒字予想に
大手飲食チェーン「サイゼリヤ」は今年8月期の通期の純損益の予想を赤字予想から10億円の黒字予想に上方修正しました。
サイゼリヤは昨年9月から今年2月の中間決算で売上高が新型コロナウイルスによる外出自粛のため、前年同時期に比べて18.3パーセント減の628億円になり、純損失が5億円になったと発表しました。
しかし、新型コロナウイルスに関する政府の支援金や、開店や閉店する際の作業時間の短縮など店舗経営の効率化により、今年8月期の通期の純損益の予想については36億円の赤字の従来予想から10億円の黒字予想に上方修正しました。
さらに、今後に向けて、攻めの事業戦略を発表しました。
サイゼリヤは広さ40坪程度の小型の店舗を今月8日に都内に初出店していて、従業員3人で運営すれば収益があるとし、今後、さらにこうした小型の店舗を増やしていく方針です。
また、優秀な従業員の確保のため、同僚5人の推薦状を得たアルバイトやパートの人たちを人事との面談を経た上で正社員に登用する取り組みも始めていて、すでに、今年度の新入社員は昨年度の約2倍の175人になったということです。