ワクチン接種加速へ 民間企業の協力相次ぐ
ワクチン接種の加速に向け、“打ち手”をはじめとする人員の増大が必要となる中、企業による積極的な協力が相次いでいます。
大手電機メーカーの富士通は、6月7日から神奈川・川崎市の自社が運営するクリニックでワクチン接種を開始します。対象は川崎市民で、市のワクチン接種の予約システムから接種会場として選べます。週一日から始めて、状況をみて拡大するかどうか検討します。
ワクチンの保冷には、従来、血液などを保存するために使用している保冷設備が活用できるということです。
一方、ソフトバンクの医療関連サービスのグループ会社は、医療資格を持つ正社員がワクチン集団接種のボランティアに参加する場合、最大2日間まで有給休暇とすることを決めました。この会社には医師、看護師、薬剤師の資格を持つ正社員が50人以上いるということです。
特別休暇は、資格に応じたボランティアだけでなく、接種会場での案内などを手伝う場合も対象とします。