「骨太の方針」原案 ワクチン接種など柱に
政府が9日に閣議決定する経済財政運営の方針いわゆる「骨太の方針」の原案を日本テレビが入手しました。新型コロナウイルスの感染拡大で問題となったワクチン接種や医療提供体制の見直しなどが柱となっています。
原案では今回、ワクチンの承認に時間がかかった反省から、緊急時の薬事承認のあり方について、法制化をすみやかに検討するとしています。
また、今後、感染症が短期間に急増した場合、「去年の冬の2倍程度を想定した患者数に対応できる体制に緊急的に切り替える」としています。
さらにコロナ患者を受け入れる医療機関に減収分を補てんすることや、設備の整備や医師などの派遣を支援することで「国公立、民間病院ともに病床を活用できる仕組みや、都道府県を越えて患者を調整する仕組みを構築する」としています。
さらに、コロナ対応で財政が危機的状況にあることを踏まえ、財政健全化目標の達成をめざし、「すべての団塊の世代が75歳以上になるまでに財政健全化の道筋を確かなものにする」としています。