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「巣ごもり需要」狙い“家電と食サブスク”

2021年6月8日 19:59
「巣ごもり需要」狙い“家電と食サブスク”

緊急事態宣言でステイホームが続き、景気の回復には、まだ時間がかかりそうです。こうした中、「巣ごもり需要」を取り込もうと、外食チェーンや大手百貨店などが、相次いで新たなサービスを発表しています。

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8日「ミスタードーナツ」が発表したのは─。

ダスキン ミスタードーナツ・根本誠之事業本部長
「むぎゅっとドーナツという名前で、食事需要に対応するドーナツということで」

おやつだけではなく、普段の食事としても考えられたという新たなドーナツ。シンプルな味で、チーズやレーズンなどの種類があるといいます。商品名についた「むぎゅっ」とした食感が特徴ということですが─。

ダスキン ミスタードーナツ・根本誠之事業本部長
「食事にも対応できるということなので、食べごたえ、かみごたえのある、そんな商品設計にさせていただいてます」

コロナ禍で持ち帰り需要が高まっている中、ドーナツを食べる機会を増やしたい、としています。

    ◇

こうした中、政府は8日、働く人に景気の実感を聞く「景気ウォッチャー」を発表しました。先月の景気の現状を示す指数は、2か月連続で低下。緊急事態宣言の延長や対象地域の拡大などで、休業や時短営業をしている飲食業やサービス業などを中心に苦しい状況が続いています。

さらなる「巣ごもり需要」の獲得のため、百貨店では、こんなサービスを始めました。松屋浅草で始まったのは、ネット注文が苦手な高齢者でも簡単にできる電話での注文・宅配サービスです。商品は注文を受けた後から、それぞれの店舗へ発注します。

弁当にのせるウナギのかば焼きを焼き始めるのは、注文が入ってから。お寿司やハンバーグなど、デパ地下の商品から42品目を注文できます。

1時間ほどで商品が届くというこのサービス。現在、対象エリアは店舗のある台東区と墨田区だけですが、今後、エリアや対象商品の拡大も検討しています。

一方、大手家電メーカー、パナソニックでは、こんなサービスも。パナソニックが始めたのは、「家電と食のサブスクリプション」。家電と一緒に食材も月額3980円で、提供するというものです。「ごはんソムリエ」が選んだお米と炊飯器、冷凍のオーガニック野菜や果物と、ミキサー、など4つのコースから選べます。

パナソニック 食サービス商品企画担当部長・伊藤卓朗さん
「この機会だから一緒に食卓を囲める ということもあると思いますので、そういう食卓を楽しく楽にしていきたいなと、そういうふうに楽しんでいただきたい」

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家での食事を充実したものに。コロナ禍を意識したサービスが、まだまだ、登場しそうです。

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