「巣ごもり需要」で過去最高益更新 ソニー
コロナ禍で在宅時間が増えたことによる「巣ごもり需要」をとらえ、ソニーグループとヤマトホールディングスが過去最高益を更新しました。
ソニーグループは、2020年度1年間の決算で最終利益が1兆1717億円と、初めて1兆円を超えたと発表しました。2018年度の最終利益9162億円を超え、過去最高となったということです。
また、本業のもうけを示す営業利益は、前の年度に比べて1264億円増え、9718億円の黒字になりました。
金融事業の運用益に加えて、コロナ禍による「巣ごもり需要」により、ゲーム事業や音楽事業が好調だったためとしています。
ソニーは、次の3年間で2兆円を新規事業などへの戦略投資に充てる方針を発表しました。
また、ヤマトホールディングスも、2020年度の最終利益が前の年度に比べて2.5倍の567億円となり、こちらも過去最高を更新しました。コロナ禍での「巣ごもり需要」で、通信販売など宅配の回数が増えたことが要因です。