卵の卸売価格、過去7年で最高値に 原因は
たまごの卸売価格が上がっています。
■たまごの卸売価格 過去7年で最高値に
鶏卵の卸売りの「JA全農たまご」によると、卵(Mサイズ)1キロあたりの東京の卸売価格の相場は、今年3月に約1年ぶりに月平均で200円を超えて、220円に。その後、5月には258円まで上がり、過去7年で最高値に。これは280円だった2013年12月以来の高値だといいます。
■鳥インフルエンザ流行が原因 過去最多の殺処分
農林水産省によると、高値の理由は、去年11月から鳥インフルエンザが大流行し、出荷されるたまごが減っているからだとしています。
今シーズンの鳥インフルエンザは、千葉、香川、宮崎などで相次ぎ、合計18県52か所で確認されました。これは過去最多の発生件数です。また、発生に伴い、過去最多の約987万羽が殺処分されました。
今後について農水省の担当者は、「全国的な欠品が生じているわけではないと聞いている。例年、夏場は需要が下がり、価格が下がる傾向だが、需給や価格の動向は注視したい。」と話しています。