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アジアの脱炭素化 日本など13か国協力へ

2021年6月22日 22:30
アジアの脱炭素化 日本など13か国協力へ

アジアの脱炭素化に向けて、二酸化炭素を回収して地中に埋めたり利用したりする「CCUS」という技術を普及させるために、日本を中心とした13か国が協力していくことになりました。

「CCUS」をめぐっては、アジアの多くの国で100億トン以上の炭素を埋めておく地理的条件などが整っているとされますが、高コストなどの課題があり、まだ実用化されていません。

22日、日本が中心となり、CCUSの技術を共有したり、排出した炭素を国外で埋めたりすることでアジアの脱炭素化を目指す、「アジアCCUSネットワーク」を立ち上げました。

梶山経産相
「カーボンニュートラル(脱炭素)の実現に不可欠な技術の一つがCCUSです。アジア全域でのCCUS活用に向けた環境整備、知見の共有を進める」

このネットワークにはASEAN・東南アジア諸国連合の各国や、アメリカなど13か国に加えて、100以上の民間企業や研究機関も参加します。

化石燃料への依存度が高い東南アジアにとっては、CCUSの普及で脱炭素が推進できる一方、日本は国内で回収した二酸化炭素を埋める先として協力を得たい考えです。

今後も年1回程度会合を開き、CCUSに関する技術や知見を各国で共有し、協力を深めていくことにしています。

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