総合的不妊“予防”開始へ「卵子凍結」も
日本の不妊治療の成功率が低いことなどを受けて、保育サービスのポピンズは「卵子凍結保存」を含む総合的な不妊“予防”サービスに乗り出すことを発表しました。
ポピンズは22日、少子化が止まらないことや、働く女性が不妊治療で悩んでいることなどを受けて、不妊“予防”を総合的に支援する事業を開始すると発表しました。
日本では5.5組に1組が不妊治療を経験し、成功率は年齢が上がるとともに低下しています。このため、卵子の凍結保存を行う医療機関を紹介したり、不妊の予防について相談に乗るサイトを年内にスタートする予定です。
また、不妊治療のために仕事を辞める女性も多いため、人事や管理職、従業員など各レベルを対象とした研修サービスも、10月をメドに開始します。
来年には、ポピンズ本社の近隣に、卵子の凍結保存を行うクリニックも誘致し、社員の卵子凍結にかかる費用の補助も計画しているということです。