新年も食材が高騰 卵にキュウリやサツマイモも… 仕入れ値が去年の2倍近くも…
4日、都内の百貨店では、初売りのセール商品を求めて多くの人が来店していました。一方、青果店では、価格の高騰で買い控えをする客が多いといいます。キュウリやさつまいも、カボチャ、卵など様々な食材が値上がりし、家計への影響は年が明けても続きそうです。
◇
4日、都内の百貨店は多くの客でにぎわっていました。お目当ては、恒例となっている割引セールです。婦人服や防寒の雑貨売り場などで行われていて、通常の値段の3割引きから5割引きほどで販売されているといいます。(※一部対象外の商品があります)
利用客
「きょうは手袋を買いました。ここに来てみて、パッてみて手袋をもう1個買っておこうかなと」
利用客
「マフラーとハンカチと小銭入れを買いました。セール品だと手にとりやすくて、たまたま気に入ったのがあったので、欲しいものだったので買いました」
松屋銀座・顧客戦略部 河野正季さん
「物価高・円安の影響で商品の価格が上がっているということもございまして、セールでお買い得に買いたいお客さまが多くいらっしゃると感じております」
2日の初売りの時には去年よりも利用客が1割以上増加するなど、好調だということです。
◇
一方、都内の青果店では市場が4日まで休みのため、先月29日に野菜などを仕入れたといいますが、かなり値段が高騰しているといいます。中でも値上がりしているのはキュウリです。
新宿八百屋 廣田廣史さん
「うちは普段4本でだいたいこのくらい(税込み365円)で売っていると思うんですけど、今年は2、3倍上がってますね」
現在は、販売価格は変えず、キュウリの本数を4本から2本に減らして販売しています。
新宿八百屋 廣田廣史さん
「原油が上がっているのと、この寒さでキュウリができないんですよ。暖房かけたりしないといけないので、電気代も上がったじゃないですか?」
さつまいもやかぼちゃも輸送費用の増加などの影響で、仕入れ値は去年に比べて2倍近くに高騰。卵も入ってこないため、去年に比べ1パック50円近く値上がりしているといいます。また、年末の大雪などでブロッコリーやカリフラワーなどにも影響が出ているといいます。
利用客
「きょうはトマトとブロッコリーとピーマン(買った)。ちょっと高いよね」
利用客
「キュウリとかすごく高かったので、きょうキュウリ買おうかと思ったけど、ちょっとやめました」
店によると、普段の年末年始に比べ買い控えする利用客が多いということです。
◇
コロナ禍で迎えた行動制限のない今回の年末年始。例年に比べ家庭ゴミの量は変化しているのでしょうか。
4日から始まった東京・町田市の可燃ゴミの回収作業に同行させてもらいました。
――ゴミの量どうですか?
調布清掃・収集員
「いつもの2倍くらいあると思います」
行動制限のない年末年始とあって出掛ける人も多く、ゴミの量は減ったかと思われましたが、家で過ごした人が多かったのでしょうか。
調布清掃・収集員
「結構、自宅で過ごされる方が多いみたいなので、普段よりゴミの量が多く感じます」
ここ数年のコロナ禍の年始と比べても、ゴミの量の変化はほとんどみられなかったといいます。町田市では、ゴミ収集車の台数を増やして対応しているということです。