原油価格高騰など背景 食品や日用品あすから値上げ
来月1日から4月。原油価格や原材料価格の高騰などを背景に、食品や日用品など、さまざまなものの価格が値上がりします。
来月1日から、政府が輸入小麦を製粉会社などに売り渡す価格は、17.3パーセント引き上げられます。これに伴い、小麦粉を扱う企業や店でも、今後、商品の値段が上がる可能性があります。
また 日清オイリオグループは、食用油について、出荷価格を1キロあたり40円以上値上げします。
チーズも値上がりします。森永乳業は希望小売価格を、およそ5パーセントから10パーセント、雪印メグミルクは希望小売価格を、およそ4パーセントから10パーセント値上げするとしています。
日用品では、日本製紙クレシアがティッシュペーパーやトイレットペーパーなど、およそ30の家庭用紙製品を、10パーセント以上値上げします。
そして飲食業界にも、値上げの波が押し寄せています。スターバックスコーヒージャパンは4月13日から定番商品を10~55円程度値上げします。
また、4月の電気料金については、大手電力10社のうち、7社が値上げします。値上げのなかった3社は、制度上、値上げできる上限額に達しています。
また、大手都市ガス4社も4月から値上げするとしています。