第8波に備え“対策強化宣言”案固める 都道府県が外出自粛要請も
新型コロナの第8波に備え、政府は、感染状況がこの夏の第7波と同等かそれを上回る場合に、都道府県が「対策強化宣言」を発出し、住民に外出自粛を要請できるようにする案を固めました。
第8波にむけた対応の案では、現在5段階となっている感染状況のレベルを4段階に見直します。
感染者がいない状況の「レベル0」をなくし、感染状況が第7波と同じ程度やそれを上回った場合は「レベル3」の「感染拡大期」と位置付けます。
「感染拡大期」には、各都道府県は行動制限を行わず「対策強化宣言」を出し、症状が出た際の外出自粛や大人数の会食を避けることなどを要請できるようにする方針です。
さらに感染状況が悪化した場合の「レベル4」は「医療ひっ迫期」と位置づけ、帰省や旅行の自粛など、より強い要請も求められるとしています。
こうした案は11日の新型コロナ分科会で議論されます。