介護職や保育士の賃金 引き上げる方針
政府は介護職や保育士の賃金を平均で、月5000円から1万2000円の範囲で引き上げる方針です。
政府は現在「全世代型社会保障構築会議」で、介護や保育の現場で働く人の賃上げを最優先の課題として議論しています。
関係者によりますと、政府は、介護・看護・保育、それぞれの業種ごとに賃上げを検討しており、介護と保育の賃上げ額は、ひと月平均で5000円から1万2000円程度引き上げる方針です。
介護や保育士などの賃金は公的に決まることになっており、政府は、まずは福祉の現場などで働く人々の待遇をあげることで、民間でも賃上げが進むことを期待しています。
今月19日に決める政府の経済対策で、具体的な引き上げ率を示したのちに、早ければ来年2月にも賃上げを実施する方針です。