政府“経済対策”過去最大の55兆7千億円
政府が19日に決定する経済対策の財政支出が過去最大規模の55兆7000億円程度となることがわかりました。
政府は19日に閣議決定する経済対策で、国と地方の歳出をおよそ49兆7000億円、財政投融資を入れた総額をおよそ55兆7000億円とする方針で、過去最大規模となります。
民間からの資金をあわせた事業規模は78兆9000億円程度で、このうち、財源の裏付けとなる補正予算に計上する総額はおよそ31兆9000億円とする方針です。
政府が掲げる分配政策の目玉である18歳以下の子どもへの10万円相当の給付や、事業者向けに最大250万円を配る支援金などで総額が膨らみました。
これにより、赤字国債の発行は避けられない見通しですが、巨額の支出が中長期的な経済成長につながるのか、政府与党内にも疑問視する声があります。