今月中旬“大型経済対策”策定へ 岸田首相
岸田首相は、1日午後、自民党総裁としての記者会見を開き、今月中旬に大型の経済対策をまとめる考えを示しました。
岸田首相「岸田政権のもとで、この国の未来をつくり上げていってほしいという民意が示されたことを、大変ありがたく、また、身が引き締まる思いで受けとめております。今後は、このスピード感を政策実行の面で発揮していきます」
岸田首相は、このように述べた上で、「今月前半までに新型コロナ対策の全体像を示す。入院を必要とする人が確実に入院できる体制を11月末までに整備する」と明らかにしました。
また、「大型の経済対策を11月中旬に策定し、年内のできるだけ早期に補正予算を成立させる」との考えを示しました。
具体策として、「非正規、子育て世代などへのプッシュ型の給付金」や、「来年3月まで見通せるような形での事業者向けの給付金」、「雇用調整助成金の特例措置の来年3月までの延長」、「GoToトラベルの再開の検討」などを挙げました。
また、今回の選挙で、憲法改正に前向きな勢力が国会の発議に必要な総定数の3分の2を超えましたが、岸田総理は、「国会と国民の理解、両方を並行して進めることによって、結果につなげていきたい」と改憲への意欲を示しました。