スタッフの突然死うけ…「すき家」早朝の“ワンオペ”今月中に廃止へ
牛丼チェーンのすき家が、「ワンオペ勤務」していた店舗スタッフの突然死を受け、今月中に全店舗で早朝の「ワンオペ」を廃止する方針を示しました。
すき家によりますと、今年1月17日午前5時半ごろ、名古屋市内のすき家の店舗に1人で勤務していた従業員が厨房で倒れ、その後、死亡しました。
倒れる様子が防犯カメラに映っていたものの、3時間以上誰も発見できず、午前9時からのシフトのために出勤した別の従業員が発見し、緊急搬送されて、まもなく死亡が確認されたということです。
店舗の運営を1人の従業員がこなす「ワンオペ勤務」をめぐっては、トイレ休憩がとれないなど激務であるほか、防犯上も問題が指摘されています。
すき家は2014年以降、午前0時~5時の「ワンオペ勤務」を廃止しましたが、それ以外の時間は一部店舗で「ワンオペ勤務」を継続していました。
すき家は1日、リリースを出し、今月中に全店舗で午前5時~9時の「ワンオペ」を廃止すると発表しました。これまで全店全時間帯で複数勤務体制となるよう努力してきたが、コロナ禍において計画の進捗が遅れていたと説明しています。