世界中の自動車メーカーが力を入れる電気自動車。トヨタ自動車が20日夜、高級ブランド「レクサス」として初の電気自動車専用モデルを発表しました。

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スウェーデンの自動車メーカー「ボルボ」が、今年1月から日本市場向けに販売を始めた電気自動車。実は、ボルボは2030年から電気自動車のみを販売すると発表していて、日本でも販売が始まったのです。

ボルボ・カー・ジャパン　赤堀淳マネージャー
「（EVの普及が）日本市場も、ヨーロッパの2年遅れで、これから始まっていく感じにとらえています」

欧州や中国を中心に、世界では電気自動車の販売が大きく伸びています。

去年は2020年と比べて約2倍以上となり、初めて電気自動車の販売台数がハイブリッド車を上回りました。しかし、日本では去年の新車の販売台数のうち、電気自動車は全体の1％以下となっています。充電スポットの不足に加えて価格が高いことも、普及が進まない理由ということです。

海外の自動車メーカーは、日本での普及が進まない状況を逆手に、富裕層をターゲットにしています。

そこに参入したのがトヨタです。20日夜に発表したのは高級車ブランド「レクサス」の電気自動車。レクサスも2035年に、販売する全てのクルマを電気自動車にする予定で、今回発表されたのは、その足がかりとなる電気自動車専用モデルです。

1度の充電で走れる距離は約450キロメートル。気になる価格は未定で、今年の冬以降、日本をはじめ各国で発売されるということです。