秋田県内の景気は「緩やかに回復」 消費者の購買行動に新たな傾向も 日銀秋田支店
日銀秋田支店は、最新の県内の景気について、顕著な回復や落ち込みの動きがいずれもみられなかったことから、景気に関する判断を先月から維持しました。
日銀秋田支店は、景気の動向を判断する、個人消費の動きなど、6つの判断材料を先月からいずれも据え置きました。
景気全体も、「一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかに回復している」という判断を先月から維持しました。
景気の動向に大きな変化はありませんでしたが、日銀秋田支店の片桐大地支店長は、消費者の購買行動には新たな傾向がみられると指摘し、景気の動向にどう影響するか、継続的に分析する考えです。
日銀秋田支店 片桐大地 支店長
「だんだん消費者の行動がですね、メリハリ消費といえばそれで一言で済むんですが、お金を使うところ、ちょっとぜいたくするところと節約するところ、かなり明確に分かれてきているような気もしていまして、それがいろんな物の売れ方とかにも少しずつ影響が出てきているようにみえていまして、この状況はちょっとこれからもフォローしていきたいなと」
このほか片桐支店長は、製造業の分野では、アメリカ・トランプ新大統領の政策の転換や、それに伴う中国やヨーロッパの景気の動向に県内の企業も関心を示していると話していました。