×

「JAこまち」と「JAうご」来春の合併を目指し「合併基本構想」の素案をまとめる

2025年3月21日 9:00
「JAこまち」と「JAうご」来春の合併を目指し「合併基本構想」の素案をまとめる

湯沢市に本店を置く「JAこまち」と羽後町の「JAうご」でつくる「合併研究会」は、来年春の合併を目指すことなどを盛り込んだ「合併基本構想」の素案をまとめました。

来週の理事会で承認されれば合併に向けた本格的な協議が始まります。

湯沢市に本店を置く「JAこまち」と羽後町の「JAうご」は、組合員の高齢化や生産コストの上昇などを背景に経営基盤の強化を図ろうと、去年7月に合併について検討する研究会を立ち上げました。

研究会は、営農販売や信用共済など4つの部会で、合併後の組織の在り方などを検討し、「合併基本構想」の素案の策定を進めてきました。

「合併基本構想」の素案は、今月10日に始まった組合員との座談会で示され、2026年4月1日の合併を目指すことや、合併後の新しいJAの名称を「こまち農業協同組合」とすること。それに、在籍する職員は全員引き継ぐことなどが盛り込まれています。

JAこまち 遠田武 組合長
「それぞれの農協の事情があると思いますけれども、お互いに意思疎通をはかりながら、足並みをそろえてやっていくっていうことが大事かなというふうに思います」

JAうご 佐々木常芳組合長
「丁寧にこれからも説明していきながら、組合員一体となって合併に向かっていければと思っています」

「合併基本構想」の素案は、組合員との座談会で出された意見とともに、来週開かれる理事会に諮られます。

承認されれば「合併研究会」を「合併推進協議会」へ移行し、来年春の合併を目指して本格的な協議が始まります。

合併が実現すれば県内のJAでは、組合員数で5番目、販売額では4番目の規模になる見込みです。

最終更新日:2025年3月21日 9:45
    おすすめ