経済同友会の新浪代表幹事は、社長を務めるサントリーホールディングスで来年7パーセント程度の賃上げを目指すと表明しました。

来年の春闘で連合が要求する方針の「5パーセント以上」の賃上げは適当な数字だとしています。

経済同友会・新浪剛史代表幹事「（大手企業として）このレベルを上げていかないといい人材が集まってこないという時代になった。5パーセント程度というのは適当な数字だと思います」

新浪代表幹事は、大企業にとって人材確保のために5パーセント程度の賃上げは適当だとした上で、中小企業も実現できるように大企業は中小企業の賃金上昇分を踏まえて取引価格の適正化を行うべきだと話しました。

また、自身が社長を務めるサントリーホールディングスでは、ことし7パーセントの賃上げを行いましたが、来年も同じレベルを確保することを表明しました。

賃上げ率を早い時期に示した理由として、中途採用が昔よりも増え、人材流動の活発化が進む中で優秀な人材を確保するためとしています。