長期金利 約10年3か月ぶりに一時0.855%まで上昇 米国10年物国債の利回り上昇受け
国内債券市場で、長期金利が約10年3か月ぶりに一時0.855%まで上昇しました。
23日の債権市場で、長期金利の指標となる10年物国債の利回りは、一時、0.855%をつけ、2013年7月以来、約10年3か月ぶりの水準まで上昇しました。
アメリカの金融引き締めが長期化するとの見方を背景に、アメリカの10年物国債の利回りが上昇したことを受けたものです。
また、市場の一部では、今月末に開かれる日銀の金融政策決定会合で金融政策に何か動きが出てくるのでは、との警戒感も出ています。
日本の長期金利は、今年7月に日銀が金融政策を修正して以降、上昇傾向が続いていて、今後、固定型の住宅ローン金利や企業の借り入れにも影響する可能性があります。