西村経産相 「サハリン2」 ロシア新会社へ出資要請“エネルギー安定供給に極めて重要”
西村経済産業大臣は三菱商事の中西社長と会談し、ロシアの石油・天然ガス開発事業「サハリン2」を巡り、ロシアが設立した新たな会社へ引き続き出資するよう要請しました。
西村経産相「私からは権益の重要性についてもお話しし、前向きに(出資の)ご検討いただきたい旨をお伝えしました」
「サハリン2」には日本からは三菱商事と三井物産が出資していますが、ロシア政府がプーチン大統領の命令を受け、今月5日に事業を引き継ぐ新たな運営会社を設立していて、出資を続ける場合は来月4日までにロシア側に通知するよう求めています。
西村大臣は17日の三菱商事の中西社長との会談で、出資を前向きに検討するよう要請したことを明らかにしました。
政府は、サハリン2は日本のLNG=液化天然ガスの輸入量のおよそ1割を占め、エネルギー安定供給に極めて重要だとして、すでに三井物産にも同様の要請をしています。