公取委、損保大手4社などに立ち入り検査 企業向け保険料で“カルテル”か
企業向けの保険料についてカルテルを結んでいたとされる問題で、公正取引委員会は19日、損害保険大手4社などに独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査に入りました。
関係者によりますと、立ち入り検査が入ったのは東京海上日動、損保ジャパン、三井住友海上、あいおいニッセイ同和損保の損保大手4社と保険代理店2社です。
損保大手4社は、東京都やコスモエネルギーホールディングスなど6つの団体に提示する保険料について、カルテルを結び事前に金額を示しあわせていた疑いが持たれています。6団体はそれぞれ、年間およそ5億円から80億円の保険料を損保側に払っていたということです。
損保大手4社はそれぞれ“調査に対して協力する”としています。
今回の件について、先行して調査を行っていた金融庁は、近く行政処分を行う見通しです。